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DILI検 初段の問題(案)

11/17朝のフジテレビ系列 『めざましテレビ』で、今週土曜日(11/22)19:00~23:40放送予定の『たけしの日本教育白書2008』の内容紹介がありました。
番組のなかで”トロッコ問題(Trolley problem)”について、どう答えるか、子どもにどう教えるかが出演者で議論されるようです。
トロッコ問題は、「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは良いことか?」という倫理学の思考実験です。
テレビの画面では、昔の大陸横断風のディーゼルが疾走していたため、私は”トロッコ”を”列車”に読み替えてしまったのです。
倫理学の思考実験が、DILI検定の問題になってしまいました(笑)


【問題】
ブレーキが壊れて暴走した列車が走っています。
列車の進行方向の先では、5人の作業員が線路の工事をしています。
工事地点の手前には線路の分岐点があり、側線側でも1人が作業をしています。
あなたは、分岐点に居て、目の前には手動の転轍機(ポイント)があります。
暴走列車の接近に気がついたのはあなただけです。
あなたがポイントを側線側に操作すれば、被災者は5人から1人になります。
さて、どうしますか?

概念図


解答(例)はこちら ↓


私は問題を聞いて、いくつもの疑問が浮かび上がりました。
作業員が、列車の接近に気付かず作業を続ける状況が理解できません。列車運行予定に従って作業は中断されるとともに、信号や無線により事前に連絡があるものです。
通常は「見張り人」が配置され、見張り人は列車の運行状況を把握し、視覚・聴覚を働かせながら列車の接近を認識します。見張り人に、列車の接近直前にその列車のブレーキが壊れているという情報だけが入った、その状況が理解できません。
列車がどれぐらいの速度が出ていたのかわかりませんが、列車進入直前に転轍機(ポイント)を操作することは厳禁です。列車が脱線転覆する可能性が高く、作業員だけではなく自分や運転員・乗務員、旅客がいれば乗客も含めて危険にさらされることになります。

まぁ、クイズなので突っ込みは止めてちょっと考えることにしました。
被害の範囲を5人にするか1人にとどめるかという問題です。
私はどちらも嫌でした。
向かってくる暴走列車の前に走って行き、身を呈して止めようかとも思いました。
でも、死体がひとつ増えるだけだな・・・。
「ほんとに、なんでそんな所で5人も仕事をしてるんや」って、おかしな方向に考えが向かってしまいました。
そこで、良い考えが浮かびました。
5人に向かって、「逃げろ!、列車がきたぞ!」と叫べば良いのです。

問題を聞いて、突っ込んで、考えて、自分なりの答えに至って、この間の所要時間、約5秒。
5秒の間に列車は私の目の前を通り過ぎ、5人の作業員を轢いてさらに暴走を続けるのです。
5秒間で何もできなかった自分を、生きている限り何十年もの間、責め続けることになるのでしょう。


さて、実際の現場ではこんなことはありません。
「見張り人」の職務は、列車の接近を作業員に知らせることです。
状況がどうであれ判断の必要は無く、列車の接近を認めたら作業員に大声で連絡する、それが安全に最も近い方法なのです。
不幸にして災害が発生した場合は、今後二度と起こさないように、さらに安全を向上させる方策を考え、実行に移せば良いのです。

「安全」や「信頼」は、幸運の女神の前髪と同じで、見てるだけとか考えてるだけでは逃げてしまいます。
行動することが必要です。
行動の時の瞬時の判断を誤らないために、日々勉強し、考え続けることが大事だと思うのです。
大切な人を守ることが「安全」で、それを積み重ねたのが「信頼」、このことを常に心掛けていれば、幸せはやって来るのだと思います。


なお、正統派”トロッコ問題”は、下記URLからフジテレビ当てに応募できます。
https://wwws.fujitv.co.jp/safe/kyoiku2008/form4.html

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すわ事故

うーん鉄道事故マニアにとっては画像を見ただけで「おっこれは」と思ってしまいますね。

でもこれを「問題」として出すのはちょっとズルイなぁ、と思いますね。選択肢が限られていて、しかもどう答えるかによってその人の倫理観が否応無く浮き彫りにされてしまう。こういう、回答者にとって「逃げ場の無い」問題と言うのは、これはもう答えられない、と回答するのみですね、僕は。

きうりさん

”トロッコ”を”列車”と読み替えるだけで、全く違った問題になったことに笑いましたw。
フジテレビの問題は、「何もしない」か「ポイントを切り替える」の二択だったので、私も答えることはできません。
別なウェブサイトでは、”路面電車”の進行方向に5人、側線側に1人、気を失って倒れているというものでした。
独立した多重の故障ですww
「逃げろ!」って叫んでも手遅れですが、この例題図中の路面電車には前方に救助網を付けてありましたので、この場合の私の答えは「何もしない」(笑)

No title

 DILI検、受験希望者ですよv-290。今のうちから受験勉強しておかないと…と思って人の回答も見ましたが(次の記事も)みんな色々考えていて凄い回答v-352。ヤバイ。あたし落ちないようにしないと。

にこまるさん

DILI検 初段は、私も受けてみたいと思っています。
自分も受けるので、おそらく答えの無い問題w
初段だけあって、筆記試問に加えて実技と、小論文と、面接とw。
筆記以外には、免除規定を考えたいと思います。
でも、来年4月まで、このブログが続いているのでしょうか?
私がトロッコに轢かれることは無いと思いますけどww

No title

問題の設定通り、二者択一しかないとすれば、そのままにしておきますね。確かにレバーを引けば5人は助かりますが、その代わり一人を「殺す」ことになるからです。

確かに人命は尊いですが、それは多少を比較できるものでもない、と思いますし、これが許されると、特攻なんかも正当化されてしまうし。

ただ、これは傍観者の立場であって、責任者としたら、被害の少ないほうを採るのは仕方ないことだとも思います。

まあこの種の倫理学の問題は、二者択一に持っていった時点で既に誤りであって、現実には「声を上げる」など、もっと色々な選択があって、それを選ぶのが正解と思います。

倫理学の枠組みにならされてしまうと、本当は別の解があるのに、もう個人の命を犠牲にするしかない、と思い込んで殺人を犯してしまう。そういう「哲学の罠」が、一番怖いと思うのですね。

lepさん

倫理学は、二択問題では教えることは出来ないような気がしています。
「救命ボートが一艘だけで、A地点では5人、反対側のB地点では1人溺れている時、どうする?」
という問題を出した場合、多くの人は
「A地点に助けに行く」と答えるでしょうし、しかもこの問いは、
「人の命を数で論ずることはできるか」という倫理を説明するものではありません。
できるだけ多くの人を助けたいという考えが普通で、殺す人が少ない方が良いかどうかには答えが無いのだと思います。

昨今の悲しい事件の容疑者、あまりにも思い込みが強すぎます。
他人を敬い、愛し、思いやり、礼を尽くす、本来各家庭で行われるべき道徳教育が、今の日本に欠けているような気がします。
Secre

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関西在住。平日は北陸方面で単身赴任中。
息子は、父の影響で大の鉄道好き。
用事が無くても電車に乗る。

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