スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ドン・ジョバンニ

15~16世紀のヨーロッパに伝わるドン・ファン伝説を題材としたモーツァルトの歌劇(全二幕)。
放蕩を極める若い騎士ドン・ジョバンニは、忍び込んでいたドンナ・アンナの部屋から帰る際、アンナは、彼の手をしっかりつかんで、「もう、離さない」と叫ぶのです。ドン・ジョバンニは彼女の手を振りほどくのですが、騒ぎを聞いて駆け付けたアンナの父親の騎士長ともみ合いになり、騎士長を剣で殺してしまうのです。
その後も、ドン・ジョバンニの悪癖は、治ることはなく、エスカレートするばかり。
ある日の夜、ドン・ジョバンニは、騎士長の像の建つ墓地で、召使いにその日の成果を披露していたのですが、
「その笑いも夜明け前に消えるだろう」と、声が響いたのです。
騎士長の石像の墓碑銘の復讐の意を読んだドン・ジョバンニは、面白がって今夜の晩餐に石像を招待したところ、石造はうなずき、「行く」と答えました。
その夜の晩餐で、騎士長の石像が現れ、
「天国の食事をする者は、地上の食事をとらない」と言い、逆にドン・ジョバンニを招待したのです。
石像に手を掴まれたドン・ジョバンニは、振り払うこともできず、悔い改めないと叫び、そのまま地獄の炎の中に消えたのです。
最終場では、ひどい目にあわされ続けていた人々が、ニ長調で未来を明るく語り合うというもの。

--------------------------------

小さいころの記憶について、標準的な人は、幼稚園児ぐらいになるとある程度連続性を持つことになるようですが、私の場合、小学校低学年までの記憶はかなり断片的なのです。
数少なく覚えている幼児記憶のうちのひとつ、「ドン・ジョバンニ」は、私が幼稚園児の頃に初めて生で観た歌劇でした。
大阪・Fェスティバルホールの一階席最後列のあたりで。
両親に連れられ、私はずっと静かに聴いていたのですが、舞台でドン・ジョバンニが「ワッ・ハッ・ハッ!」と高笑いしたとき、幼稚園児の私は「ワッ・ハッ・ハッ!」と叫んだのです。
周囲の失笑を買いました。

両親は、私に将来の声楽家の片鱗を見たようなのですが、私の笑いは夜明け前に消えました。
第二幕第十一場(月明かりの墓地)までの記憶しか無い私に、ドン・ジョバンニの放蕩な生きざまが刷り込まれたのです。
人格を軽視することに対する嫌悪よりも、自分本位であることに対する憧れが。

私は、かなり自己中心主義でここまで生きてきています。
そのせいか、周囲に事件が勃発することがあります。
事態を収拾する能力に欠けているので、いつも誰かに助けてもらっています。
一人で夜明け前を迎えるのはあまり好きではありませんが、仕方がないぞ、単身赴任w。

さて、幼児体験から二十年余が経ったある日、とある歌劇団の日本引っ越し公演があり、Fェスティバルホールの特等席に両親を招待しました。
演目は、「ドン・ジョバンニ」。

この歌劇、なかなか思い出深いものがあります。
スポンサーサイト

Secre

Blog Ranking
短歌フリーペーパー『うたらば』
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
FC2カウンター
キリ番報告
40000キリ番の方→こちら
最近のエントリ
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
リンク
World-Word-翻訳
英語English
韓国語 한국어
中国語 中文
フランス語 Franc,ais
ドイツ語 Deutsch
Present's by サンエタ
英語English
韓国語 한국어
中国語 中文
フランス語 Franc,ais
ドイツ語 Deutsch
Present's by サンエタ
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

DILI

Author:DILI
関西在住。平日は北陸方面で単身赴任中。
息子は、父の影響で大の鉄道好き。
用事が無くても電車に乗る。

ブログ内検索
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。