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瀬を早み

今週のNHK連続テレビ小説の「ちりとてちん」。師匠に落語を再開してもらいたい一心から、かつての弟子たちを集めるヒロイン。そこで、何度となくでてきたのが落語の「崇徳院」でした。

瀬を早み岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ

(瀬の流れが速いので、岩に塞がれている急流がその岩に当たって割れるように、たとえあなたと別れても、水の流れが下流で再び行き合うように、将来はきっと逢おうと思っているのだ。)

落語の世界では、恋の病は命にかかわるようです。「瀬を早み」の上の句を残して去ったお嬢さんが忘れられず、寝込んだ若旦那の頼みにより捜索の旅に出る熊五郎。人の集まる場所で、「瀬を早み~」と叫び続け、最後はハッピーエンド?(笑)

崇徳院は悲劇の人であり、自分に落ち度がなくて何が何だかさっぱりわからないまま、ひどい仕打ちを受けたそうです。
崇徳院(1119~1164)
第75代天皇、鳥羽天皇の第一皇子、数えの5才で即位。 23歳の時、異母弟の近衛天皇が即位して上皇となります。近衛天皇崩御後は、鳥羽天皇の第四皇子 後白河天皇が立ち、保元元年(1156)鳥羽上皇崩御の間隙を縫って源為義・平忠平らを結集して蜂起(保元の乱)したが敗北し、讃岐に流されました。

崇徳院は讃岐に流された後、五部大乗経の写本作りに専念し、完成した写本を京の寺に収めてほしいと朝廷に差し出しますが、後白河法皇はこれを拒否しました。これに激しく怒った崇徳院は、自らの舌を噛み切って、その血で「我魔性となり王を奪って下民となし下民をとって王となし、この国に世々乱をなさん」と大乗経を書き、「この写経の功力を三悪道に投げ込み、その力をもって日本国の大魔縁とならん」と言って、その経を瀬戸内海に沈めて呪詛をしたと言います。そしてその後、爪も髪も切らずに、日々凄まじい形相になっていったとされています。この時のことは、「生きながら天狗になった崇徳上皇」と言われました。
その頃詠んだ歌

浜ちどり跡は都へかよへども身は松山に音(ね)をのみぞなく (崇徳院)

崇徳院の没後、京の都では大火や飢饉、暴虐等の凶事が連続し、その後の鎌倉幕府の成立、後鳥羽上皇の流刑等、崇徳院の祟りとされ、怨霊伝説となりました。
後の明治天皇は即位に際して使者を讃岐に送り、崇徳院の霊を京都へ帰還させて白峯神宮を創建したのです。

「とぞ思ふ」に 込めた想いのはかなさは また逢うときに拘りは消え (ぢぃ)
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讃岐の白峰御陵を訪れたことがあります。
それも、なぜか20kmほど山道を歩いて。
恐山にも、30km歩いてたどり着いたことがあります。

「祟り」には弱いのです。
でも「歩き」には強いのですね。

クロンシュタットさん

崇徳院の歌をいろいろと調べたのですが、恋の歌は少なくて、「瀬を早み・・・」にしても保元の乱を詠んだものとされる説もありました。
存命中に京に戻ることができていたら、歴史は変わっていたのかもしれません。
連続ドラマ「ちりとてちん」は、脚本がとってもしっかりしています。先週は「逢はむとぞ思ふ」で、離れていたかつての弟子たちが師匠のもとに集まりました。あとは、大阪放送局お得意の「息切れ」にならないことを願っています。

>大阪放送局お得意の「息切れ」にならないことを願っています

キャストにお笑い芸人が増えだすパターンですね。

>歴史は変わっていたのかもしれません

奥州はずーっとずーっと蝦夷のくに。

クロンシュタットさん

いやぁ「ちりとてちん」は、最初っからお笑いで、全員がなりきっています。名子役と、おじいちゃんが一週間で出番が終わったので、今後の展開が心配です。

>奥州はずーっとずーっと蝦夷のくに
いやいや、平泉遷都があったかもしれませんよw。
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関西在住。平日は北陸方面で単身赴任中。
息子は、父の影響で大の鉄道好き。
用事が無くても電車に乗る。

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