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三島由紀夫 著 『恋の都』

私の高校二年生の頃は本ばかり読んでいました。
中でもお気に入りだったのは、安部公房と三島由紀夫でした。

この「恋の都」、三島文学には珍しい、戦後という時代の暗さを感じさせないラヴロマンスです。
しかしながら、敗戦後の三島自身の苦悩と喪失感が、登場人物の言動のなかに隠されています。
それを顕著に表すのが、「後悔」というキーワード。
もう負の心を決めていたまゆみへの坂口の「後悔は灰の味」という言葉。
あと一つの勇気が無かったり、自分の気持ちに嘘をついたり、自分や誰か他人を悪者にしたりして、行動できなかったことへの後悔。
坂口の言葉により、まゆみは未来への扉を自ら開けたのです。

自らのことに照らしてみれば、私は自分に力が無いのを嘆くことは良くありますが、後悔した記憶はあまりありません。
それは、行動の前に一生懸命考える、相手を尊重することを第一義とする、それと、自分自身に欲望というものが希薄なためだと思います。
思うようにならなくても反省はしっかりするのですが、基本、「ま、いっかw」で済ませてしまいます。
でも、"世界平和"という野望は人一倍なのですけどねw
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貫井徳郎 著 『愚行録』

これは超お薦めの作品。
この一ヶ月ほどで、貫井氏の小説を五冊読みました。
いずれも凄いの一言でした。

一家四人惨殺事件を扱ったこの作品には、刑事も探偵も登場しません。
犯人が捕まったかどうかも良くわかりません。
そもそも、全編を通じて関係者の証言ばかりで、最後の約十ページで全てが繋がります。
これが貫井トリックです。
このような優し過ぎる容疑者は、私が裁判員なら無罪にします。

貫井氏の作品で「愚行録」を最初に読むのは愚行というもので、幾つかの貫井ワールドを経験してから本編を読むのが良いと思います。
そのようにすれば、この作品の良さが引き立ちます。
私がお薦めする貫井徳郎氏の三冊は、
慟哭(1993)
追憶のかけら(2004)
夜想(2007)

絲山秋子 著 『海の仙人』

近頃評判の、「海の仙人」を読みました。
片桐よ、好きな人を「カッツォ」と呼ぶのはやめた方がいい。

この、敦賀を舞台とした小説、私は昼の敦賀はあまり良く知らないのですが、共有の発見があり、なにかと楽しめました。
なぜなら、私も「ファンタジー」に会ったことがあるのです。
彼の場合は自らを「セクレット」と、名乗っていましたけど。
そういえば、雷とも友達です。
そして、小説を読んだ今、宝くじに当たるような気がしています。
でも、片桐が言っていたように、当たっても誰にも話しません。

片桐よ、僕のことが好きなら好きと言えよ。


「国士無双みたいだろう」と、ファンタジーが言ったとき、私は、
「それを云うなら大三元やろっ!」と、突っ込んでしまいましたw

冬休みの課題

一升と九冊、入手しましたw
呉春、他

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関西在住。平日は北陸方面で単身赴任中。
息子は、父の影響で大の鉄道好き。
用事が無くても電車に乗る。

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