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題詠2010鑑賞(006:サイン)

「006:サイン」(TB~239)。
難しいお題でした。

006:サイン 行方祐美 (フーガのやうに)
サインなき手紙のやうな海のいろ肋骨の下がまた痛み出す


『クリープを入れない珈琲なんて、署名の無い手紙のようなもので、ブラックコーヒーのような色の海を見ていると、苦い別れだったあの日の海を思い出して胃が痛くなってくる。』
または、
『毎日のように差出人不明の手紙が届き、心を痛めているわたくしの海沿いの家。』
といった解釈ができたとします。

でも、短歌は謎解きではありませんし、勝手な解釈を示して鬼の首を取ったかのように観賞記事を公開したとしても、それは短歌の楽しみ方のごく一部にすぎません。

仮に、行方祐美さんがこの歌を"クリープのない珈琲"から連想したとしても、一旦作者の手を離れると"サインなき手紙"は単に"海のいろ"を比喩するだけのことばになります。
読者は、その感性を楽しめばいいと思うのです。
"肋骨の下"にしても、胃なのかヘソなのか肋間神経痛なのかわかりません。
"胃"だとすれば、
『胃を痛める恋とか、胃が痛くなる上司とかはあっても、失恋で胃が痛くなるのはどのような状況なのだろう?』
のように、いろいろと妄想を膨らませればいいのだと思います。
そのうえで、歌全体から、自らの心を豊かにすればいいのです。
そういったことができるのが、良い歌です。
お気に入りの歌って、そういうものだと思います。

私は本日、風呂に浸っている間ずっと、このようなことを考えていました。
普段はカラスの行水なのですけど。
行方祐美さん、ありがとうございましたww


なお、コーヒーは脂肪の代謝を活発にし、胃液の分泌を促し、利尿作用もあるという健康飲料です。ただし、胃の弱い人は、空腹時に濃いコーヒーを飲むと胃壁を痛めることもあるとのことです。
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題詠2010鑑賞(005:乗)

「005:乗」(TB~240)。

005:乗(史之春風) (はちぶんめblog)
たぷんたぷたぽたぱとぷぷ(タンポポを乗せる仕事をさせてくだしあ)


これは懐かしい。史之春風さん、ポンパラピィ語が解るのですか?
私も遥か昔、勉強しようとしたのですが、さっぱりでしたw

妖精は世界各地に住んでいて、彼らの世界にもいろんな言語があるのです。
その文法は、その地域に住む人間たちのものと良く似ていて、ポンパラピィ語は日本語や韓国語と同じ、[主語]+[目的語]+[述語]の並びになっているとともに、[主語]が省略されることもよくあります。

『たぷんたぷ たぽ たぱとぷぷ』の邦訳を試みることとします。
「たぷんたぷ(た)」とは、妖精の国のタウンページにも載っている職業名で、あえて日本語に翻訳すると史之春風さんが言うような「タンポポを乗せる仕事」になります。
次の「たぽ」。これは、要求や願望の対象を示す助詞です。
最後に、「たぱとぷぷ」。これを史之春風さんは「させて欲しい」の意味で使ったようですが、私の持っているポン日辞典では「お尻が痒い(いまどきの女子学生ことば)」と、書いてありました。

歌から浮かぶのは、不況にあえぐ妖精界のハローワークで、求職中のこれといった特技や資格を持たない妖精が、華やかな職を求めて窓口の若い職員にお願いしている風景でしょうか。
お尻を掻いているさまが、悲哀を感じさせますw


なお、史之春風さんの歌では、「003:公園」が私のお気に入りです。

題詠2010鑑賞(004:疑)

「004:疑」(TB~244)。

004:疑(伊藤真也) (クラッシュボク)
疑問符の杖を人混みで振り回す「ほぉれ分かんなくなっておしまい」


こんにちは、陸王です。
私はどうも、暗示にかかりやすい体質のようで、伊藤さんの「004:疑」を読んで何を書こうか分かんなくなってしまいましたw

そういえば以前、目の前で浅倉南に新体操のリボンを振り回されて、何が何だか状態になったことがあります。
その時私は、人間って、笑って肩の力をぬけばいいんだなと思ったのでしたw

題詠2010鑑賞(003:公園)

「003:公園」(TB~246)。

003:公園(海乃空色) (summersnow~題詠ブログ2010)
約束の十年後に公園であなたと出逢う涙がポロリ


よくわかります。
私が詠んでも同じような歌ができるはずです。
未来のことなので、"涙がポロリ"としか表現のしようがありません。
過去を許せたのか、取り戻せない十年が悲しかったのか、ようやく願いが叶ったのか、お互いの生活が落ち着いて気が緩んだのか。
いずれにしても、約束は一日たりとも忘れたことは無かったのでしょうね。

十年前の約束を果たした時の涙には、どのような意味があるのか楽しみです。

日清食品からのお知らせ
☆タイムカンの全品回収にご協力ください☆
弊社が2000年8月から製造・販売いたしました缶入りカップヌードル「TimeCan (タイムカン)」の一部において缶の巻き締め不良が原因で缶内に空気が入り、品質に影響する可能性が生じたため、2004年3月より新聞、雑誌や弊社ホームページで告知し、全品自主回収を進めて参りました。
〔中略〕
賞味期間の10年間を楽しみにしていただいた皆様には、ご期待に添えず深くお詫び申し上げます。再びこのようなことの無いように一層の管理体制の強化に努めておりますので、ご理解とご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。


ウェブサイトには、"よくあるご質問"がありました。
Q.10年待てなくて食べてしまったのですが、大丈夫ですか?
A.症状がなければ、特に問題はございません。

題詠2010鑑賞(002:暇)

「002:暇」(TB~260)。

002:暇(月下  桜) (*月下  桜 の 世界*)
暇だから公園にあるびょんびょんに乗ったら案外はまってしまった


われわれは短い時間を持っているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。(セネカ)
などという哲学者の言葉を引用するまでもなく、お題は「暇」。
今年の月下桜さんの作品は、お題を2つ詠み込んでいて、002「暇」には003の「公園」も使っています。

さて、001の「ぴょんぴょん」に引き続き、002で「びょんびょん」を選んでしまいました。
選定理由は、楽しかったからですww
この"びょんびょん"、正式名称を"スプリング遊具"と言います。
ヤホゥで検索すれば、希望小売価格が判明します。
自分で買おうとは思わないこの"スプリング遊具"、近頃 回転遊具が姿を消すなかで公園で良く見かけます。
さすがに私は乗ったことはありませんが、乗れば歌のようにはまってしまうことでしょう。
なお、バネの部分に手や足などを挟まれる恐れがありますので、遊具は正しく遊びましょう。

題詠2010鑑賞(001:春)

「001:春」(TB~279)。

皆さまこんばんは。
今年も題詠blogの鑑賞の部に参戦します。
何首読めるかやってみないとわかりませんが、会期終了の折には「100:福」を鑑賞して帳尻合わせをする所存ですw
よろしくお願いします。

第一夜のお題は「春」。

001:春(じゃこ) (むしことば)
春が来たらしいぴょんぴょん飛び跳ねるあの子にばねを入れたのは誰

早速、Google翻訳にかけてみました。
She put a spring in the spring, who seems he went leaping.

"あの子"を"she"としたのは良いのですが、意味は違うやろっ!(笑)

OCN翻訳では、
Spring seems to come, who is it that a spring was put in that child who jumps skippingly?

なんとなく意味は通じます。
韻も踏んでますしw

「001:春」のお題ではいろんな「春」が歌われていましたが、町の随所でバネ仕掛けの女の子がぴょんぴょん跳ねているという春が、私のイメージにぴったりでした。

さて、何を隠そう私は河内国の産まれです。
短歌を読む時は、まず標準語で読み、次に大阪弁のイントネーションで読んで二度楽しんでいます。
じゃこさんの他の作品を読みましたが、大阪弁表記の歌がたくさんありました。
じゃこさんの「001:春」が大阪ことばで読んだときにしっくりきたのも、ルーツは「淀川の美味しい水」のせいですねw
とても楽しかったです。ありがとうございます。


「001:春」では、とても哀しい歌に巡り会いました。
ここでは紹介できませんでしたが、短歌の持つすごい力を知りました。
もしかしたら、短歌で世界平和を実現できるかもしれませんねw

頭上注意

長かった連休の最終日、私は赴任先へ車を走らせていました。
山越えの国道、登坂車線にびっしりと乗用車や消防車が停まっていました。
山火事でした。
しばらく走ると直線の所で交通整理をしていたので、私は車を停めました。
そこへ赤いヘリコプターが飛んできて、ホバリングしながら吊り下げたタンクに給水車から消火水を補給し、その後、私の頭上を火災現場へ飛んで行きました。
消火活動

頭上と言えば・・・

今から三週間ぐらい前のことです。
私は息子を助手席に乗せて、車を運転していました。
丘陵の斜面にへばりついた住宅街を走っていた時、急に天からサッカーボールが落ちてきました。
我々の地方では、「猫のあとにまた猫」という有名な格言があって、猫が道路に飛び出して来たらその後には必ず猫かサザエさんが追い駆けて飛び出してくるので、徐行しなさいという言い伝えです。
サッカーボールの後には子どもが落ちて来るに違いないという「かもしれない運転」により、私は徐行しながら現場を抜けました。
用事を済ませて次の目的地へ向かう途中、サッカーボールが落ちてきてから30分ぐらい経過した頃でしょうか、今度は空からカエルが落ちてきました。
去年だったか、田圃も何もない住宅街に空から突然オタマジャクシが降ってきて、怪現象だとか異常気象だとか鳥が「カァ」と鳴いたときに獲物を落としただとか、話題になったことがありましたが。
でも私は、サッカーボールの次は何が落ちて来るのだろうと楽しみにしていたので、カエルだったことに満足し、運転しながらひとり笑っていたのです。
ところが、助手席の方を見ると、息子が私と同じ顔をして笑っていました。
聞けば、息子も次に何が落ちて来るか、ずっと楽しみにしていたというのですw
このふたり、誰が何と言おうと親子です(笑)

読書週間 四日目(その2)

伊坂幸太郎 著 『死神の精度』
初、伊坂作品ですw
この書物は図書館の書棚で、私に「借りてくれ~w」と言ってました。
①CDショップに入りびたり
②苗字が町や市の名前であり
③受け答えが微妙にずれていて
④素手で他人に触ろうとしない
裏表紙に書かれた「死神」の特徴が、①を除き私に符合していたのです。
物語は、とても面白いものでした。
六つの短編が集まり、それぞれが微妙につながっていて、ゆっくりと時間が流れます。
第一話には、「天使は図書館に集まり死神はCDショップに集まる。」といった記述がありました。
図書館で借りた本にそのように書いてあるぐらいだから、私は死神では無いようです。

さて、黄金連休も残り一日。
借りてきた本はあと一冊あるのですが、もう、いいかな?
何を探していたのかなんとなくわかったような気がするし、残る一冊はまたホラー小説だし(笑)

読書週間 四日目

キム・ジョンヒョン 著 『アボジ』
「アボジ」とは、韓国語で「父」という意味です。
この本は、十数年前に韓国で350万部のベストセラーになりました。
「命」よりも「自尊心」を尊ぶ大陸思想。
そんなもの、掃いて捨てればいいのに。

読書週間 三日目

ダニエル・キイス 著 『アルジャーノンに花束を』
長編化が今から40年以上前のSF小説です。
テレビドラマ化され、ユースケ・サンタマリアが主演しましたw
知的障害を持つ主人公が脳外科手術を受け、一時的に天才になります。しかしながら、最後には実験のマウスと同様、主人公の知能は急速に手術以前の状態より悪くなってしまいます。
周囲に自分がどのように映るか、自分で自分のことがどこまで理解できるか。
生きること、人を好きになること、ともだちのこと、仕事のこと。これらが何かということと、人間にとって何が一番大事なのか考えさせられました。
私にはそれが、あるのだろうか、無いのだろうか。

読書週間 二日目(その2)

矢口敦子 著 『家族の行方』
矢口作品というだけの動機で借りてきた本書。
氏の初期の作品なので、いろんなことへの挑戦は読みとれるのですが、『償い』を読んだ時のような衝撃はありませんでした。
ミステリーとしての効果を狙って物語の進展に伴って文章を変化させているようですが、矢口文学の最大の特徴である文章自体の持つ「優しさ」が、後半になってようやく出てきたのが惜しいです。
本書では、私は読みながらもっとすごい事を考えていたのですが、びっくり結末ではありませんでした。
いくつかの「謎」がすべて繋がっているわけではなくて、最後は、「さらにこの後日談があるにしても、いまはまだ語るときではない。」と、締めくくっています。
ちょっと、気になる(笑)

読書週間 二日目

昨日、身を持て余していた私は図書館へ行ってきました。
最初に読んだのは、
辻村深月 著 『冷たい校舎の時は止まる』
文庫版上下巻合わせて千二百頁近くあるこの本、読み始めから読み終わりまで、足かけ25時間ぐらいかかってしまいました。

面白かったのですけど、私は基本的には"ホラー"は苦手w
学園ものとして、それぞれの登場人物が十分魅力的でストーリーもそれなりに面白いと思いました。
ホラーものとしては、"振り向けばギャ~!"の世界を存分に楽しめるのですが、残念なことに場面背景が"黒"ではなくて"白"であったこと。
そして、孤立した山荘や犯人探しといったミステリーの要素を入れ、それらすべてひとつの小説にまとめてしまったところに無理があります。
学園ものとして楽しめた逸話が動機解明と繋がらないなど、冗長感がどうしても否めなくなります。
あと、自殺も進学問題も恋も友情も、現実感に乏しいと感じました。

でも、一気に読むことができたし読後感も爽やかなので、お薦めの二冊ですw
なお、情報量が極めて多いので、制限時間は36時間(笑)
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関西在住。平日は北陸方面で単身赴任中。
息子は、父の影響で大の鉄道好き。
用事が無くても電車に乗る。

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