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題詠2009鑑賞(022:職)

「022:職」(TB~169)。

022:職(間遠 浪) (少女らせん)
「職業が家出少女のともだちがあたしを少しこわしていった」  model:相原玲

とても心惹かれました。
少し心乱されました。
この歌の魅力は何なのでしょう?
下手に突っ込んではならないほどに完成度の高い歌です。


作者の間遠浪さんは、題詠blogに投稿する歌のすべてを著名な女性のイメージで詠んでおられます。
この歌のモデルの相原玲さんが「家出少女」のイメージなのか、「あたし」のイメージなのか、それとも「職」のお題で詠んだ歌のイメージが相原玲さんだったのか、私には解読できませんでした。
ちなみに、021~030の歌は、「大かいじゅうロリイタ」というカテゴリーに分類されていますw

本日は、この歌について観賞してみることとします。

自称「家出少女」の友達ができ、共に過ごし彼女のことを知るにつれ「あたし」が少し壊れてきます。
出会った時から壊れてくるまである程度の時間の経過があるにもかかわらず、彼女の職業は「家出少女」であるというのです。
出会った当初は家出少女であったとしても、数日か数ヶ月かわかりませんが時間の経過した現在の職業は「元家出少女」と言うべきでしょう。
でも、そこをあえて「職業は家出少女」と言い切ることで、時間軸の崩壊がこの歌にはあると思うのです。

また、家出をしてきた友達を私は受け容れたはずだったのですが、あたしが少し壊れたということから、自分とは違うものに対する憧れなのか拒絶なのか、彼女とあたしとの間には見えない距離の伸縮が示されています。

そして、彼女によりあたしの心が壊されたということ。
現在の彼女をただ見ていれば、また、夢を語り合っていればよいものを、自分にはどうすることもできないことで自分を責めてしまったのでしょうか。


私は、「職業が家出少女」の部分を考えてみました。
何で生計を立てているのでしょう。
路上で自分の不幸な身の上を吟じているのでしょうか。
深夜のコンビニで黙々とバイトをしているのでしょうか。
さして強く生きてはいないような状況ばかりが頭に浮かびました。
私の心が、少しこわされました。

なるほど、読者参加というのが適切かどうか分かりませんが、この歌はそういった読んだ人の壊れるような歌だったのですねw
そこがこの歌の魅力なのかなと思えました。
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息子は、父の影響で大の鉄道好き。
用事が無くても電車に乗る。

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