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題詠2009鑑賞(008:飾)

「008:飾」(TB~189)。

「飾」のお題、素敵な歌が多すぎて、一首だけ鑑賞するとしたことを早速後悔しています。
さて、今日ご紹介する歌は、藤野唯さんの作品。

008:飾(藤野唯) (Sugarmint)
わたしだけの熱でここまで永らえてくれた恋に白椿を飾る


わたしのおかげなのよ。
わたしだったから2年間もったようなもので、ほかのひとなら3日と続かなかったんだから。
ほんと・・・・感謝してね。
こんなにいい子は、めったにいないんだよ。
わたし、自分に月桂冠を贈るわ。
2年間、いっしょけんめいに走ったわたしを、ごほうびで飾るわ。
偉かったでしょ、わたし?
楽しかったでしょ、あなた?

わたし、、ひとりでなにしてるんだろ・・・・

白い椿の花言葉は、「申し分のない愛らしさ」、「理想的な愛情」、「冷ややかな美しさ」だそうです。


と、これだけで鑑賞が終わる歌であれば私の心の一次選考を通過した約二十首のうちの一首に過ぎないのですが、どうもこの歌は、私ごときの手に負えない凄い歌なのではないかと気付きました。
なんで六・七・五・八・七なんだろうって。

一昨年に映画にもなった夢野久作氏著「白椿」(青空文庫;再配布可能版
学校が嫌いな落ちこぼれのちえ子さんがある日、庭の白い寒椿の匂いにくしゃみをしたら、ちえ子さんの心は白椿に乗り移り、優等生となったちえ子さんを見ているという、夢野久作氏らしい不思議な物語です。
ちえ子さんの元の住家のちえ子さんは、親や先生やともだちにとって理想の良い子になり、一方、一輪差しとなって机に飾られた白椿の真・ちえ子さんは、そう遠くない将来に色褪せた花を机の上に落とします。
一種の人格交換でありながら、望んでもいない方向に事態は好転してもそれは自分ではなく、自分自身は消滅するのです。
この小説における白椿は言わば「禁断の実」で、何も知らずに手に取っただけで過去と未来が成す術もなく変わってしまうのです。

藤野唯さんの歌、素直に読めば「よくがんばった、わたし。あんな男のことなんか忘れちゃるw」と、なるのですが、白椿をアダムとイヴの禁断の実と解釈した場合、これまでと全く違ったお互いの関係がここから始まり、歴史は変わり、将来の展望が開けるとともに全く見えなくなるのです。

この歌、言葉の選び方も凄いです。必然の字余りです。
ほんと、脱帽しましたw
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057:縁(陸王)

白無垢でほほ笑みし君 今 昼の光の色に縁側で笑む


本日4月1日は結婚記念日です。
いつもありがとw

[057の開発秘話]
最初、お題を「緑(みどり)」と思ってしまって、
「白無垢でほほ笑えんでいた君がいま緑に染まりほほ笑んでいる」
と、していました。
大きいフォントの環境で見てみたら誤りに気づき、
「白無垢でほほ笑えんでいた君がいま縁側で朱(しゅ)にほほ笑んでいる」
としました。
イメージとしては、緑色でも朱色でも無くて、あえて言えば昼光色でしょうか。
ということでできた歌ですw
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関西在住。平日は北陸方面で単身赴任中。
息子は、父の影響で大の鉄道好き。
用事が無くても電車に乗る。

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